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December 12, 2004

清風明月

「清風明月/Sword in the Moon」(2003/キム・イソク)

命に代えてもお前を守る―

ラスト・シーンに10億ウォン、1450人のエキストラ!
韓国映画史に残る歴史アクション大作、いよいよ日本公開!

sword.jpg

2005年3月中旬よりシブヤ・シネマ・ソサエティにてロードショー!

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朝鮮全域を荒廃化させた仁祖反正以後、太平聖代を望む民衆の支援でエリート武官養成所である“清風明月”が建立される。
清風明月内でも最も優秀な剣士、チファン(チェ・ミンス)とキュヨブ(チョ・ジェヒョン)は、生死を共にする友情の誓いを立てる。

しかし政変が起きる。部下を人質に取られたキュヨブは、師匠とジファンを打たなければならない状況に置かれる。キュヨブは師匠の首をはね、チファンの胸に剣を突き刺した。

5年後、キュヨブは“人斬り”と恐れられる武将として名声を得ていた。が、突然、政変を起こした功臣たちを狙う連続殺人事件が起こる。厳重な警備をすり抜け、神出鬼没に現れる刺客。現場からは清風明月と刻まれた刀が発見されて、キュヨブは彼がチファンだという確信を持つ。

血より熱い涙をのんで刀を刺さなければならなかった親友、彼が生きて帰って来た。ジファンは復讐の為に戻ってきたのだった・・・


韓国が国際セールスに如何に本気かということが伝わる大作。「グリーン・デスティニ―」(2000/アン・リー)や「HERO」(2003/チャン・イーモウ)の大成功を追うかのような大スケールの武侠物。

ロケは敢えて韓国内で行い、キャストも皆、韓国の人気俳優。ワイヤーは使わず、真剣を使うなどリアル路線に拘った。物語も韓国史における歴史物。少なくとも、韓国でこういった映画を創れるというアピールは絶大。

「シュリ」に代表される様に、韓国は映画輸出国として急成長している。ハリウッド映画と競うことを前提に、国内外に大きく作品をアピールしてゆく。昨今の“韓流”なるブームについてはあまり良く知らないが、サッカーW杯以上に韓国の認知度が日本で上がっているという事実に、ただただ驚く。映像には、そういう力があるのだと改めて痛感。

キム・イソク監督も韓国映画アカデミー出身で、そういったマーケティング的な戦略に長けているのが良く分かる。

主演のチェ・ミンス、チョ・ゼヒョンは韓国映画を代表する大スターとのこと。チェ・ミンスは「リベラ・メ」(2000/ヤン・ユノ)、「SEOUL ソウル」(2002/長澤雅彦)等で主演。チョ・ゼヒョンは「魚と寝る女」(2000/キム・ギドク)、「悪い男」(2002/キム・ギドク)などに主演。確かに二人とも、鬼気迫る表情であり、カリスマと呼ばれるのも良く分かる。映画俳優の顔してた。クローズ・アップが多いのも頷ける。

ハリウッドスターのように、映画が成長する為には、それぞれの国において映画のアイコンたるスターが必要なのだ。
多くの観客にとって映画選びの重要な要素は配役だし、TVに毎日出ている奴の顔を見にわざわざ劇場に足を運ばない。カリスマ性と神秘性を持たねば、映画スターにはなれない。
香港映画は現代のアジアにて大胆なスターシステムを構築し、成功。世界的な大スターとなった例は、ジャッキー・チェン、チョウ・ユンファ、マギー・チャン、トニー・レオンなど枚挙に暇が無い。
韓国では、映画俳優たちが着実に力を着けつつあるということだ。

ところでヒロインのキム・ボキョンは素晴らしかった!「友へ/チング」(2001/クァク・キョンテク)でデビューしたらしい。アクション監督のドニー・イエン(「HERO」で長槍役の人。ブルース・リーのファンクラブ会長でもある。むかしは、俺はリー先生の生まれ変わりだ!とか言ってたけど、最近言わないね。この人、顔もアクションも大好き)をして「チャン・ツィイーよりアクションの才能がある」と言わせしめたらしい。ま、それは兎も角、メチャメチャ魅力的でした。

cast_3.gifキム・ボキョン☆


投稿者 井川広太郎 : December 12, 2004 12:04 AM  [ 映画REVIEW]

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