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November 16, 2004

5nights&6days◆

10月01日金曜/一番長い日(中編)

17:00 バンクーバー着

久々に訪れたバンクーバー国際空港は、俺の記憶と少し違っていた。やたらとだだっ広い空港だと思っていたのだが、その空間を埋めるかのように異常に大きく、そして陽気なモニュメントが置かれていたのだ。というより、そびえ立っているという方が正確か。なんでもバンクーバーの観光シンボルはトーテムポールらしい。巨大な目玉を持つ極彩色の鳥だか巨人達のあまりにも陽気な歓迎に些か驚く。

到着ロビーに通訳と送迎の人が待っていた。のだが、少し人数が多い。なんでも、我々とは別に白川監督と井川が来るはずだという。だから、それ俺達じゃん。まさか、我々2人の為に車を2台用意したわけでも有るまいし。結局、向こうの手違いであるということにして、皆で仲良く市街に向う。

車内にて飛行機が遅れていた旨謝罪すると、火山は大丈夫でしたかと聞かれる。そんなこと全く知らなかった我々は逆に驚く。着いてしまえばどうってことないのだが、待っていた方々は心配で気が気でなかったらしい。5泊の滞在の予定などを話しているうちに市街が見えてくる。空港からバンクーバー市街のダウンタウンへは閑静な住宅街を抜けて直ぐ。車で僅かに30分程度。懐かしい街並は少し、高層ビルが増えた様に思う。通訳のエミさんに聞くと、最近バンクーバーの人口は増え続けているのだと言う。あんな素敵な街なのだから、それも致し方ない。

17:30 ホテル着

目抜き通りの直ぐ側のホテルに宿泊するとのこと。すぐにでも映画祭事務局に行く必要があるのだが、とりあえず荷物を置く為、先にチェックインを済ますことにする。

大きくはないが綺麗で頑丈な造りのホテルで安心。以前、某国でヒドイ目にあったことがあるのだが、そんな時、外国からの観光客を迎え入れているホテルはとっても頼りになることを知った。彼等にとっては評判が第一であることは言わずもがな、外貨を稼いでいるホテルは国との付合いも良好なのだ。言わば、大使館のようなもの。ちょっとした街のチンピラもその手のホテルに逃げ込めば、決して手出しは出来ない。なんで、海外では安宿やモーテル等ではなく、少し高くとも海外からの客をターゲットにしたホテルに泊まるようにしている。

そんな俺から見ても安心なホテルで、いざチェックインしようとするとトラブル発生。なんと予約がなされていないというのだ。んなわけないわいと交渉を通訳に任せ、只管待つこと30分。火山で遅刻したために、予約が解除されていたとのこと。んなケチ臭いこと言わないでも良いのに… まあ、部屋を確保さえすればそれで良いのだが、なんと禁煙の部屋を割り当てられる。そういう事態は避けようと、俺は日本から「どんな部屋でも良いが喫煙で!」と少なくとも3回はメールしたのに… 我々を対応したのは巨漢のボーイ。直接彼と交渉したのは通訳だが、そのボーイの仕草や口調を見聞きしていると、どうも嫌がらせの気配を俺は感じた。

18:30 本部着

禁煙の部屋に荷物を置き、映画祭の事務局本部に向う。2年前と同じく、ダウンタウンの中央に位置する巨大なホテルの一室が、バンクーバー国際映画祭(Vancouver International Film Festival =VIFF)に用意されていた。

事務局で映画祭プロデューサーやゲスト・コーディネーターの方々に挨拶し、改めて日程などを聞く。まあ、疲れているし、複雑でとても覚えられたもんじゃないのだが。で、お待ち兼ねのプレゼントを頂く。お約束の映画祭パンフレットに始まり、Tシャツ(カナダサイズでのXLなのでパジャマにしかならない)、ピンバッジ、お菓子やスポンサーのグッズなど沢山頂いた。わーい、わーい。

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と、事務室の奥からずるずると椅子を引きずりながら大男が出てくる。彼、トニー・レインズ氏はVIFFのプログラマーで、アジア映画を欧米各国に紹介することが高く評価されている映画評論家。北野武監督を世界に知らせしめた功績でも有名な、我々が最も頼りにする方だ。で、トニーと久々の再会。「やあやあ!お二方!ごめん今日はちょっと疲れているんだ。また、ゆっくり話そう」と椅子に沈みそうになりながら笑顔で迎えてくれる。この人は会う度に疲れていると言う。まあ、実際、世界中を飛び回る超多忙な方なのだが。

で、事務室を出て、レセプション・ルームに向う。そこには我々より先にバンクーバー入りしていた日本人の映画作家達がいた。彼等は、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)とイメージフォーラムフェスティバル(略称イメホ)の入賞作家らしい。年も近いので皆でわいわいと話す。彼等は数日前にバンクーバー入りし、あと1〜2日で日本に帰国するらしい。で、これから廣木隆一監督「ラマン」のスクリーニングがあるので皆で一緒に観に行こうということになる。

19:30 ホテルに戻る

流石に疲れが出てきたので白川監督と共に一旦、ホテルに戻って休む。荷物を片付け、お土産を開く。落ちついた雰囲気で、広さは勿論、日本のホテルとは訳が違う。バスルームも充実。禁煙ということ以外、ケチの付けようが無い。窓から見下ろすと、目抜き通りの賑やかさが伺える。これから5日間、この部屋に寝泊りする。


投稿者 井川広太郎 : November 16, 2004 11:28 PM  [ バンクーバー2004(更新終了)]

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