この街で手にしたものと、失くしたもの。重いのは、どっちだ。 ーこのままじゃいけない、どうにかしたい、でも俺は一体どうしたい? どうしたらいいのか?ー 身体の成長は止まり、知識や経験は否応無く増え、世界がぼんやりと見え始める。成長するほど高まる葛藤と焦りと苛立ちは、 奇跡的な物語ではなく、ありふれた日常の中にこそある。 夢見る子供ではいられないが、諦めて大人になることも出来やしない。そんな俺達が一番見失っているのは、 きっと自分自身。 いままでの人生を振り返り、ありのままの己を受け入れ、そして自分のことを素直に語ろう。 そうすれば、何か新しいことが、きっと始められるはず。 誰もが経験し得る、挫折と不安と決意が入り交じった複雑な想いが、言葉にならない感情となって溢れ出す・・・。 俺達の存在は、過去にも未来にも、世界中の全ての人ときっと繋がっている・・・ 東京を巡るロードムービーでありながら、リアルな描写が際立つドキュメンタリーのようでもあり、 ロックに彩られた恋愛映画でもあるという、今までにない新しい映画が完成した。 監督は本作が劇場デビュー作となる井川広太郎。カメラマンとして数々の劇場公開映画、 国際映画祭出品作品を撮ってきた経験を生かし、本作では監督、脚本と同時に撮影も兼ねるスタイルで、 迫真の映像を演出している。 主演するのは、映画監督であり俳優としても評価の高い福島拓哉。夢を追い求めながら 現実に押し潰されてゆく等身大の青年を熱演している。 そして舞台で活躍する岩崎高広が、社会に溶け込みつつもその生活に違和感を禁じ得ない 友人役を好演。 さらに、TVCFも好評なモデルのTOMOMI、第11回ピンク映画大賞女優賞受賞の西藤尚、 そしてグラビアアイドルの金井アヤ、こばやしまりと、多彩なキャストが実現。 東京、現在、自分自身をキーワードにした鮮烈な青春の記録が、いま始まる。 |
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止まっちゃ駄目だ・・・ 止まっちゃ駄目なんだ、今日は・・・ 売れないバンドマンのタックン(福島拓哉)、サラリーマンのたかちゃん(岩崎高広)、そして司法浪人のエイジ(上倉栄治)は、大学でバンドを結成して以来10年の仲。 30代になっても3人はしばしば集まっては酒を飲み交わしていた。 しかし、ある日突然、エイジの訃報が届く・・・。 葬式帰り、タックンとたかちゃんは家に帰ることも出来ず、昼間からありったけの友人を集めて飲み騒ぐ。 たかちゃんの恋人であるナオ(西藤尚)は心配しながらも、思い付くままに行動する2人の男を見守るしかない。 深夜になって友人達が帰り始めると、今度は知人の店に行って、2人は酒を飲み続ける。 何を語るでも無く、どこへ行く訳でもなく、現実を受け入れられず、ただただ感情の整理がつかないまま、東京をさまよい続けるタックンとたかちゃん。 そして、翌日になっても離れられない彼らのもとに、エイジの恋人であったカンナ(TOMOMI)からメールが来る・・・。 |